現在、がん医療の現場では、手術、化学療法、放射線療法などを総合した集学的治療と緩和ケアの導入が進んでいます。またこうした医療を担っていくチームの養成が求められています。
そのなかで、がん医療を専門とする医師には、自身の専門だけでなく、連携する各分野についても基本的なことがらについては理解をしておくことが求められます。
本eラーニングでは、がん医療にたずさわる医師の知っておくべきことがらを共通科目として編成。「基礎腫瘍学」「臨床腫瘍学概論」「緩和医療学」「精神腫瘍学」「医療ケアとチーム医療、腫瘍社会学、患者教育」「臨床研究と生物統計学」「生命倫理と法的規制」の7分野62科目の講義を準備しました。
「化学療法」「放射線療法」「緩和医療」「精神腫瘍学」の各専門4分野については、各学会がその分野を専門とする医師向けの専門性の高い講義を提供。研究の進展による講義内容のアップデートも予定されており、一度学んでしまえば終わりというのではなく、がん医療の第一線に立つ限り、継続的に学び続けることのできる環境を整えました。
本eラーニングの講義は、それぞれの分野で日本の医学界を牽引している、日本癌学会、日本癌治療学会、日本緩和医療学会、日本サイコオンコロジー学会、日本病理学会、日本放射線腫瘍学会、国立がん研究センター、日本がん治療認定医機構の8団体が監修しています。
本eラーニングは、インターネットが利用できる環境さえあれば、どこでも、いつでも学ぶことができます。また講義は、1つのチャプターを15分から20分の長さになるように作成していますので、日常のちょっとしたすきま時間をうまく活用しながら、がん医療についてのスキルアップを図ることができます。
本eラーニングは、パワーポイントのスライドと講師の講義動画で構成されています。視聴記録は、スライド単位で記録され、目に見える形で学習の進捗を把握できます。
また講義後には、簡単な理解度テストが準備されています。きちんと学習できたかどうかをチェックすることもできます。