がん対策基本法の成立により、大きな注目が集まっているのが、緩和医療です。からだのつらさ、気持のつらさを対象とし、職種の枠を超えたチームアプローチを行う緩和ケアでは、生きることと死ぬことを考えるという社会学や倫理学も内包した総合性、学際性が緩和医療を特徴づけています。
緩和医療の専門医の働く場として、がん診療拠点病院をはじめとする基幹病院での緩和ケアコンサルテーション診療、ホスピス・緩和ケア病棟、在宅ケアにかかわる診療所医師が主なものです。
資格としては日本緩和医療学会の認定する緩和医療専門医があります。
この分野の学習には、医師に対する緩和ケア教育プログラム(PEACE)も参照するとよいでしょう。
詳細については、基盤的分野のページを参照